個人事業・フリーランス

【収入減】新型コロナウイルスの影響まとめ~フリーランス翻訳・通訳者の場合

2020年3月27日

ちー
こんにちは、フリーランス2年目のちー🍀です

普段は在宅で翻訳の仕事をしています。

新型コロナウイルス拡大により、さまざまな職種、事業主の方が影響を受けていることと思います。

私の仕事にも少なからず影響がありました。

そこで、減った仕事と、それほど影響がなかった仕事を、それぞれまとめてみました。

仕事の内訳

筆者は主に、次の3つの分野の仕事を請け負っています。

字幕翻訳 *韓⇒日

実務翻訳 *韓⇔日、英⇔日

通訳 *韓⇔日

割合としては、字幕翻訳が5割、実務翻訳が3割、通訳の仕事が残りの2割を占めています。

ちなみに、このように字幕翻訳もやって実務翻訳もやって、というのは一般的ではなく、自分の専門分野を持っている翻訳者さんの方が多いと思います。

筆者は、まだ専門分野がないのと、飽きっぽいのでいろいろやっています。

結論から言うと、今回の新型コロナウイルス拡大の影響で、字幕翻訳の以外のお仕事はすべて減ってしまいました・・・

うう~かなしいにゃ
ラウ

減ってしまった仕事

実務翻訳

減ってしまった仕事のひとつは、企業から依頼を受けて行う資料の翻訳。

クライアントは主に製造業や、貿易業を営んでいる会社です。

電子機器のユーザーマニュアル(取扱説明書)といった軽めのものから、製造装置の納入仕様書といったものの翻訳をしています。

そんな実務翻訳のお仕事ですが、2月末頃からお仕事の依頼が減ってきてしまいました

製造業などのものづくりや貿易業の場合は、その産業の構造上どうしても、お隣の韓国・中国と密接な関わりがあります。

人の行き来が制限されている今の現状では、細かい仕様を決めたり、新規のプロジェクトについて提案したりといったことが難しく、動きが止まってしまっているとのこと。

そのため、筆者が担当する韓国関連のお仕事には大きな影響が出ています。

現在は大企業を中心に在宅ワークやテレワークなどが奨励されていますが、海外の顧客とWeb上で会議して物事をスムーズに決めていくというのは、まだまだハードルが高いようです。

顔を合わせて話すって結構大事なんだにゃ
ラウ

例えば納入仕様書の場合、原案が出来上がっても途中で修正が入ったり、項目を削除・追加したりと翻訳の仕事がたくさん生まれます。

でも、詳細スペックや直すべき箇所を話し合う機会が失われている今、翻訳依頼を出すにも出せないということなんですね。

実務翻訳はビジネスが回っていないと仕事が生まれないので、コロナ禍のような状況では仕事に影響が出やすい分野だと言えます。

通訳

減ってしまった仕事その2は、通訳のお仕事。

通訳の魅力は、翻訳と比べて短時間でガッツリ稼げるという点です。筆者もたまに展示会通訳会議通訳をやっていました。

展示会通訳』は、拘束時間が長くて脚がパンパンになりますが、通訳した量に関係なく、対応した時間に応じて時給1,800円~2,500円の報酬がもらえます。

会議通訳』は、展示会通訳や同行通訳よりも専門性が求められることから、時給も高めに設定されています。筆者の経験上では時給3,000円~15,000円ほど。

そんな稼げる通訳のお仕事ですが、こちらも2月頃からまったく依頼が来なくなりました

それは、予定されていた展示会やイベント、会議、それにともなう海外出張が軒並みキャンセルになっているから。

さすがに渡航自粛や大勢が集まる会合の自粛が呼びかけられている状況で、予定どおりイベントを決行するというのは難しいと言えます。

予定がキャンセルになって、仕事がゼロになってしまったという通訳者さんも多いようです。

影響がなかった仕事

唯一、そこまで影響がなかったのは、字幕翻訳のお仕事。

筆者が携わっているのは韓国語⇒日本語の字幕翻訳で、主にバラエティー番組やドラマ、ドキュメンタリーを担当しています。

これだけ外出自粛を要請されるとずっと家にいることになりますが、退屈しのぎにすることといえば、動画配信サイトで映画やドラマを観ること。

家で過ごす人が増えて、コンテンツを必要としている人が増えたおかげで、字幕翻訳の需要は減るどころが上がってきているようです。

字幕翻訳のお仕事に関しては、途切れることなく依頼をもらえています。

まとめ

  • 実務翻訳⇒仕事が減った
  • 通訳⇒仕事が無くなった
  • 字幕翻訳⇒影響がなかった、むしろ増えた
収入がゼロにならなくてひとまずよかったにゃ
ラウ
ちー
そうだね

飽きっぽい性格のため、これまで仕事を一つに絞ることができずに字幕翻訳、実務翻訳、通訳といろいろな仕事に手を出してきました。

良く言えば『事業の幅が広い』。

悪く言えば『広く浅くで、専門性がない』。

でも、今回このように、いきなり仕事がなくなったケース、引き続き仕事をもらえているケースの両方を経験したことから、リスク管理のためにいろんな仕事をしておくのは意外と大事なんじゃないかと感じました。

今回影響の少なかった字幕翻訳は、今後も伸びていきそうな分野なので、注力していきたいと思います。

あとがき

東京では先日、週末に不要不急の外出を自粛するよう要請が出されました。

いつになったらこの事態が収束されるのか、先行きが不安ですよね。

一部の仕事が減って時間ができたので、これを機にブログを書きためておこうと思います。

早く日常が戻ってきますように。
ちー🍀

(2020.6.26 追記) 売上が半減したので、フリーランス給付金こと『持続化給付金』を申請してみたところ、現金が支給されました。こちらの記事もご参照ください^^

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