TOPIK(韓国語能力試験)って、リスニングや読解問題の難易度が高いうえに作文対策までしなければならず、準備がとっても大変ですよね。
筆者は、フリーランスとして韓国語翻訳の仕事を始める前、韓国企業で働いていたのですが、就職や転職にあたって語学資格はやはり大事だなと感じることが多々ありました。
ただ、強みが『語学だけ』だとのちのちの選択肢がせばまることも。
今回は、「TOPIKは何級取っておいたほうがいいのか?」「韓国語は就職に役に立つのか?」という点について、筆者なりの考えをまとめていきます。
TOPIKのレベル
TOPIKの公式サイトで公開されている級別の評価基準は、このようになっています。
級 | レベル/評価基準 |
---|---|
1級 | ・自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な韓国語を使える。 ・約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。 |
2級 | ・郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。 ・約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。 |
3級 | ・日常生活を問題なく過ごせる。 ・文章語と口語の基本的な特性を区分し理解している。 |
4級 | ・ニュースや新聞をある程度理解できる。 ・韓国文化を理解し、社会・文化的な内容の文章を理解でき、使用できる。 |
5級 | ・政治・経済・社会・文化などの身近なテーマについて理解し、使用できる。 ・専門分野においての研究や業務に必要な言語能力をある程度もっている。 |
6級 | ・政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて不便なく使用できる。 ・ネイティブほどではないが、自己表現を問題なく話すことができる。 |
求人の募集要項の記載が、
・日常会話レベルの韓国語
・韓国語ができれば尚可
といった感じであれば、5・6級とまでいかずとも十分応募資格に当てはまります。
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【韓国語能力試験】TOPIKおすすめ勉強法~3級・4級向けの対策~
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韓国企業に入りたいならTOPIK5・6級
韓国企業への入社など、業務で韓国語を使うことが確実なポジションを目指すなら、韓国語のレベルは高いに越したことはありません。
場合によっては『ビジネスレベル』が求められることが多いので、目安として5級か6級は取っておきたいところ。
韓国本社とのやりとりや、社内資料の理解など、業務上必要だからです。
日本で韓国語を活かせる仕事は?
韓国語は就職で役に立たない?
ただ、どれだけ韓国語が得意でもそれだけだと転職する際などに選択肢がせばまってしまうというのも事実。
もちろん通訳者や翻訳家を目指すなら韓国語の能力を最大限伸ばすことに注力すべきですが、「そこまで極めなくても、今習っている韓国語を仕事活かせたらいいな~」という場合は、韓国語+αのスキルを持っている人の方が転職先を見つけやすいと言えます。
求人サイトで『韓国語』とキーワード検索してみると、募集要項に「営業経験のある方」「経理・貿易事務の経験のある方」といった条件の求人がヒットすることが多いです。
これは筆者の個人的な感触ですが、語学力だけをアピールして入社できるのは新卒採用までのような気がします。
履歴書にはどう書く?
TOPIKって、6級が最上級ですよね。
一方、もう一つの韓国語の試験『ハングル検定』では1級が最上級。
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韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定の違いは?どっちを受ければいいの?
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そのため、もしTOPIK6級を持っていても、よく知らない採用担当者が見たら低い級と勘違いされてしまうおそれがあります。
そこで筆者は履歴書に、
韓国語能力試験6級(最上級)
と書くようにしています。
何度か面接でそこにつっこまれたことがあるのですが、
「韓国語能力試験は6級が最上級なのですが、詳しくない方が見たら低い級と勘違いされてしまうかもしれません。御社に自分を最大限アピールしたいので、このように書きました!」
と答えてきました。
まとめ
この記事のまとめ
- 履歴書に書いて恥ずかしくないレベルなのはTOPIK4級以上!
- 韓国企業への入社を目指すなら、TOPIK5・6級はあったほうがいい
- 「語学だけ」より語学+αのスキルがあったほうのちに役に立つ
おわりに
今回は、TOPIKは何級からが就職に有利なのか?そもそも韓国語って役に立つのか?という点について筆者の率直な意見をまとめてみました。
大学3年次に就活をしていたとき、ある企業の面接官から、
「韓国語ができるのはあなたの強みだけど、あまりそれに固執すると選択肢が狭まるよ」
とアドバイスをもらってハッとしたことがありました。
韓国の大学に留学したり、韓国企業に就職したりとなんとも韓国色の強い人生を歩んでいる筆者ですが、『韓国語のスキル』だけを磨くのではなく+αのスキルを身につけないとな~と常々感じます。
最後までお読みくださりありがとうございました^^
ちー🍀