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「韓国語がなかなか聞き取れない・・・」
「字幕なしで韓国ドラマを見たい!」「TOPIK対策をしたい!」
という方におすすめなのが、ディクテーションというトレーニングです。
ディクテーションとは?
ディクテーションとは『書き取り』のこと。
流れている音声を聴いて、一字一句文字に起こす勉強法。
筆者自身、これまでさまざまな方法を試してきましたが、リスニング力を鍛えるうえでこれより効果的な勉強法はない気がします。
今回は、韓国語のディクテーションのやり方や、ディクテーションを行うのに向いている教材・ツールをまとめていきます!
ディクテーションのやり方
ディクテーションの方法は、いたってシンプル!
韓国語の音声と、そのスクリプトがあれば始められます。
①音声とスクリプトを用意する
スクリプトがないと書き取ったあとに答え合わせができないので、できるだけ音声がすべて確認できるものを選びましょう。

ここでは見本として、このTOPIK(韓国語能力試験)のテキストを使っていきます。
②音声を聴いて、書き取る

付属のCDで音声を流して、文章を紙に書いていきます。
聞き取れるまで音声を巻き戻して、何度も繰り返して聴いてみるのが大切です。

どうしても聞き取れない箇所がある場合は、空欄にして聞こえてきた音だけでも書いておきましょう。
ワンポイント
聞き取りが苦手な人は、一度スクリプトにさーっと目を通して、どんな内容の文章なのか・どんな単語が出てくるのかを事前に把握すると少しハードルが下がります。
③答え合わせ

書き取りが終わったら、スクリプト(解答)を見ながら答え合わせをしていきましょう!
スペルだけでなく、分かち書き(띄어쓰기)まで意識すると上級者への近道になります。
分かち書き(띄어쓰기)とは?
分かち書き(띄어쓰기)とは、ルールに従ってハングル同士を離して書くこと。
例えば「できる」は"할수있다."ではなく"할 수 있다."と分けて書くのが正しい。
※TOPIKの作文では、分かち書きができていないと減点対象になる。
④音読
答え合わせまで終わったら、それをスムーズに読めるようになるまで音読してみましょう!
「リスニングのトレーニングなのに音読?」と思われるかも知れませんが、言語は耳と口すべてつながっています。

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語学の天才シュリーマンがすすめる外国語勉強法~音読・作文・添削~
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ディクテーションにおすすめの教材
ディクテーションをするにあたってどの教材(音声+スクリプト)を使えばよいか分からない、という方は、こちらの教材や動画配信サービスを試してみてください。
TOPIKのテキスト
一番のおすすめは、TOPIK(韓国語能力試験)のテキストです。
韓国語学習者である以上、やはりTOPIKは避けて通れない道なので、そのテキストでディクテーションをすることで同時にTOPIK対策もできるというメリットがあります。
上の見本でも使った「新・合格できる韓国語能力試験」シリーズは、リスニングパートのすべての音声が解答ページで確認できるので特におすすめです。

TOPIK Ⅰ(1・2級) とTOPIK Ⅱ(3・4・5・6級)でテキストが分かれているので、自分に合ったレベルのものを使うと良いでしょう。
TOPIK Ⅰ(初心者向け)
TOPIK Ⅱ(中~上級者向け)
【中~上級者向け】Netflix
中~上級者におすすめなのが、Netflix(ネットフリックス)を使ったディクテーション。
ネトフリで韓国ドラマ・映画の字幕メニューを見ると、『韓国語(字幕ガイド)』が付いている作品があります。

これを活用すれば、韓国語のセリフをディクテーションして韓国語字幕で答え合わせできます。

ディクテーションの手順
(1)特定のシーンを決める(5分くらい)
(2)字幕をOFFにして映像を見てみる
(3)セリフをディクテーションする
(4)韓国語(字幕ガイド)をONにして答え合わせ
トレーニングでは、好きなシーンを選んで、セリフをすべて聞き取れるまで何度も繰り返し聞いてみるといいでしょう。
1話まるまる韓国語字幕で見ようとすると、字幕を目で追うことだけで疲れてしまうので5分くらいがちょうどいいと思います。
【上級者向け】KBSニュース
韓国語上級で、TOPIK5・6級に挑戦できるレベルの人には、ニュースを使ったディクテーションをおすすめします。
実はTOPIKにはニュース形式のリスニング問題が結構出題されるので、慣れておくに越したことはないんですよね。
KBSニュースの公式YouTubeチャンネルがおすすめです。
チャンネルにあるのは、すでに放送されたニュースのアーカイブと、短めのニュース映像。
1~3分の短い映像の概要欄の『文字起こしを表示』クリックすると、読み上げられている音声の文字起こしが表示されます。

まず何も見ずにニュースを聞いて、文字起こしので答え合わせしてみましょう!
注意
映像が公開された直後は自動生成のような不正確な字幕が表示されることがあります。1日前の映像などを選んでみるとよいでしょう!
超初級の方は・・・
そもそも韓国語を習い始めたばかりで、
「文章を聴いて書き取るというレベルまで達していない」
という人は、まずハングルを覚えたり基礎の文法に力を入れてみるのが良いと思います。

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【超初心者向け】韓国語・ハングルのおすすめ勉強法、アプリ、テキストまとめ
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まとめ
今回は韓国語のリスニング力を鍛えるおすすめの勉強法として、ディクテーションとその方法をご紹介しました!
最初は聞き取れなかったりして難しいかもしれませんが、続ければ効果が期待できます。
特にお金がたくさんかかる勉強法ではないので、ぜひやってみてくださいね♪
ちー🍀