筆者は大学の時、韓国ソウルの大学に1年間交換留学したのですが、韓国企業に入社したり、フリーランス翻訳者になったりと留学をしたことでその後の人生に大きな影響がありました。
「韓国に留学したいけど方法がわからない」
「コスパの良い留学方法を知りたい」
という方のために、韓国留学経験者としてアドバイスできることをまとめていきます!
どうやって韓国留学するのがいい?
- 高校生なら⇒留学制度のある大学へ!
- 社会人なら⇒エージェントや語学学校を利用しよう!
- 留学前に韓国語のレベルを最大限上げておくことが大事
留学期間について
留学期間についてですが、筆者の経験から『1年』をおすすめします。
3か月?半月?1年?
長期留学ではなく、もっと気軽に行くことのできる数週間~3か月の短期留学もあります。
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3ヶ月の韓国留学にかかる費用まとめ(授業料、生活費など)
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ただ、コストパフォーマンスを考えたときにやはり1年は必要なのではないかと思います。
※ここでいうコスパは、ただ単に安いというだけでなく「将来仕事で使えるくらいきちんと話せるようになって帰ってくる」といった費用対効果の意味合い
留学経験者に話を聞くと、このような流れで韓国語をマスターしていくことが多いです。
・最初の3か月で耳が慣れてきて、
・学期が終わったあたり(6か月)でだいぶ話せるようになり、
・最後の半年で中級⇒上級レベルにぐんと伸びる
私も留学したときに、この『留学あるある』を経験しました。
また、1年間現地で過ごすと、通年の行事や祝日・記念日を通して文化をより深く学ぶことができるというメリットが。
高校生なら留学制度のある大学へ!
もしあなたが現在高校生なら、ズバリ、
「留学制度の整った大学に進学して、1年間交換留学する」
ことをおすすめします。
私自身、韓国語がぐんと伸びたのはとにかく①韓国語を使わなければいけない環境に置かれ、②常に話したり間違いを直してくれるネイティブスピーカーの友達ができた留学時代でした。
友達を作るという意味では、授業やサークル活動を通して現地の学生と知り合うきっかけが多いのが『大学』と言えます。
また、現地の大学で受けた授業の単位が日本の大学で認められれば、留年せずに大学を4年で卒業できるというメリットも。
また交換留学の場合、学費は留学先ではなく日本の大学(自分が在籍している大学)に納めるため、『留学制度が整った国公立の大学』からの留学が一番費用が抑えられると言えます。
実際、筆者が1年交換留学した際にかかった費用は約200万円でした。
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韓国1年留学にかかった費用~大学交換留学の場合~
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200万円というと大金ですが、留学で身につけた語学力を就活で生かせたら就職後にいくらでも回収できますし、留学中の経験はあとの人生できっと役に立ちます。
韓国留学に興味がある人は、大学や専門学校選びの際に交換留学制度があるかどうかやどんな留学先・提携校があるかを早いうちから調べておくと良いでしょう。
特に最近では、新型コロナの影響で留学生の受け入れ/送り出しを一時中断している学校もあるので、オープンキャンパスなどで近年の留学実績を聞いてみることをおすすめします。
社会人ならエージェントや語学学校経由で!
とはいえ、中学生や高校生など学生のうちから「大学で絶対に韓国に留学する!」と決めて、そのとおりに動ける人はまれです。
韓国語や韓国文化に興味がでてきたけど、もう社会人として働いているという場合や、すでに大学や専門学校に進学していて「うちの学校には留学制度なんてない・・・」という人も多いはず。
その場合、エージェント(代理店)や語学学校にサポートしてもらって留学することになりますが、いくつか注意点があります。
①事前準備を頑張る必要がある
大学の事務局が無料で留学支援を行ってくれる大学交換留学と違い、エージェントや語学学校を通して留学すると手数料がかかるため費用が膨らみがちです。
長期で留学するとなると高額になる可能性が高いこと、また社会人の場合はその間仕事を休んだり(辞めたり)しなければならないので、冒頭でおすすめした『1年』という期間を確保するのはなかなかハードルが高くなってきます。
留学期間が短くなってしまう点をカバーするためにできることは、
「留学前に韓国語のレベルを最大限上げておくこと」
これに限ります。
留学あるある(3か月で耳が慣れ、6か月で中級レベル、最後の半年でぐんと伸びる)を考えると、3か月など期間が短い留学の場合、日常会話は問題なくこなせる中級レベル中級になってから渡韓することをおすすめします。
逆に言うと、韓国語をまったく話せない状態で留学することはおすすめしません。
②エージェント選びについて
続いて、どういうエージェントを選べば良いかについてですが、①を踏まえると留学サービスも手がけている語学学校を通して留学することをおすすめします。
留学を視野に入れながら語学学校に通うことで渡韓前の語学サポートを受けることができますし、その後の留学の流れもスムーズだからです。
例として、新大久保や新宿、大阪、名古屋、福岡などで韓国語教室を展開しているK Village Tokyoも、『K Village韓国留学』と呼ばれる留学サービスを行っています。
K Village韓国留学の留学先
・延世(ヨンセ)大学
・高麗大学
・梨花女子大学
・西江大学
・釜山大学
・大邱(テグ)大学 など
新型コロナの影響で以前よりも募集は減っているようですが、延世大学(日本で言う慶應大学)の語学堂などへの留学プランへの申し込みは随時募集されています。
10週(約3か月)のプランでは入学金、授業料、宿泊費と手数料を含めて学校側に払うお金が40万円前後となっています。これに食費や航空チケットがかかると考えると、合わせて70~80万円がかかる計算に。
留学にかかるお金を無駄にしないためにも、留学前に韓国語のレベルを上げておくのはやはり必須です。
③『語学堂』には注意が必要
韓国の大学に留学した人の間でよく話題になるのが、『語学堂』問題。
大学交換留学の場合、現地の大学の授業を受けるので韓国人の学生と関わる機会も多いです。
一方でエージェントを通した留学の場合、その大学内にある語学堂(いわゆる留学生センター)で授業を受けるので、どちらかというとクラスメートの留学生や日本人と一緒に行動することが多くなり、中には「韓国人と関わる機会がなく、友達ができなかった」という声も。
それを避けるためには、サークルに参加してみたり、郊外でボランティアに行ってみたり自分で積極的に行動する必要があります。
しつこいようですが、そのためにも韓国語が話せる状態で留学したほうが絶対良いというのが筆者からのアドバイスです。
あとがき
以前、中国にも留学(というか短期のホームステイのようなもの)をしたことがあるのですが、日本にある中国語の語学学校に一度通ってから、その学校にサポートしてもらって留学したので安心感がありました。
①留学前に語学をある程度のレベルまで持っていくこと、②きちんとしたサポートをしてくれる学校またはエージェントを通して手続きを行うことは、留学を成功させる秘けつと言えると思います。
この記事が留学を考えている方の参考になれば幸いです^^
ちー🍀