突然ですが『TOEIC600点』ってとても重要なんですよ。
就職や転職、進学のためにTOEICを受ける人も多いと思いますが、「履歴書に書いてアピールできるレベル」というのがTOEIC L&Rの600~650点だからです。
転職サイトなどで企業の募集要項を見てみると、応募条件として記載されているTOEICスコアのなかで圧倒的に多いのが600~650点となっています。
『600点』と聞くとつい構えてしまいそうですが、実は平均点もそれくらい。
最近のTOEICの平均スコアは600~615点で推移しているんです。
実施回 | 平均スコア |
---|---|
第277回(2021.9) | 608.3 |
第276回(2021.9) | 616.2 |
第275回(2021.8) | 614.5 |
第274回(2021.8) | 618.6 |
第273回(2021.7) | 606.9 |
TOEICは基本的に、きちんと対策さえすれば英語が話せない・苦手という人でも高得点を狙うことができます。
この記事では、TOEIC L&Rで600点を目指す人へ向けておすすめの勉強法を紹介していきます!
おすすめ勉強法
TOEIC L&Rの対策で重要なのは、①普段から英語の基礎能力を上げておくことと、そして②TOEICの出題形式に慣れておくこと、この2つです。
②については、TOEICの公式問題集1冊分(=模擬試験2回分)を解けば良いでしょう。これは受験する日が近づいてからで大丈夫です。
問題は①の「どうやって基礎能力を上げるか」ですが・・・
個人的には『ディクテーションと音読』をおすすめします。
ディクテーションと音読
筆者がTOEICでリスニング満点を取ったときに実践していたのが、この勉強法です。
TOEIC L&Rは英語の聞く(Listening)と読む(Reading)能力を計るためのテスト。
一見地味な勉強法ですが、耳が鍛えられるディクテーションと目が鍛えられる音読の効果は絶大で、そこまでお金が掛からないというメリットがあります。
※ディクテーションとは、音声を聴いて一字一句文字に起こす『書き取り』のこと
音声とスクリプトさえあればどんな教材でも始めることができますが、特におすすめなのがTOEICの公式問題集を使ったトレーニング。
CDやスマホで音声が聴けて、解答冊子でスクリプトを確認できるのでディクテーションに適しています。
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TOEICでリスニング満点取った時にやっていた勉強法
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勉強時間としてはディクテーションに40分⇒書き取った文章を音読するのに20分で、1日1時間くらいを確保できるとよいでしょう。
ただしこの勉強法は『紙に書く』『スクリプトで答え合わせをする』ことが求められるため、とにかく机に向かわなくてはいけないという点がデメリット。
会社や学校で忙しく、「毎日机に向かうのはきつい・・・」という人には不向きと言えます。
ココがポイント
・『ディクテーションと音読』は、コストを抑えたい人におすすめ!
・ただし、忙しくて机に向かう時間がない人は継続が難しいかも
スキマ時間にできるスタサプ
まとまった勉強時間がなかなか取れないという人には、スタディサプリのTOEIC対策コースがおすすめ。
スタサプは、クイズ形式でTOEICの練習問題が出題され、回答をクリックすると次の画面で解説が表示されるスタイルになっています。
通勤・通学時間などにひたすら練習問題を解いて、スキマ時間でTOEIC対策ができるのがメリットです。
スタディサプリ(TOEIC対策コース)の料金は月額3,278円。
少しお金をかけてもスコアを上げたいという人や、就活や転職活動を控えている人は試す価値のあるアプリだと思います。
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【月3千円ちょい】スタディサプリ(TOEIC対策コース)の始め方
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TOEICのレベル・難易度は?
気になるTOEICのレベルに関してですが、
公式がまとめているスコア別のレベルは、こんな感じになっています。※TOEICは990点満点
スコア | 評価(ガイドライン) | |
---|---|---|
A | 860点 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 |
B | 730点 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。 |
C | 470点 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。 |
D | 220点 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえれば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。 |
E | 219点 以下 | コミュニケーションができるまでに至っていない。 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。 |
まとめ
この記事のまとめ
- TOEIC600点取っておくと就職・転職時に役に立つ
- コストを抑えたい人には『ディクテーションと音読』がおすすめ!
- 忙しい人には『スタサプ(TOEIC対策)』がおすすめ!
今回は、TOEIC600点を目指す人向けにおすすめの勉強法をまとめてみました。
TOEICはいったん高スコアを取るとその後の人生において必ず役に立ちます。
いったん自分に合った勉強法さえ見つけることができれば、あとは試験の日までそれを続けていくだけ。
この記事が皆さまのTOEIC対策のお役に立てればうれしいです。
ちー🍀