コロナ禍でおうち時間が増えて、「休日はずっとネトフリ見てる・・・」という人も多いのではないでしょうか。
Netflixで配信されている海外の作品(英語)のほぼすべてに、英語字幕[CC]が付いています。
実はこれが、英語のリスニングスキルの向上にとても役立つんです。
私がおすすめするのは、
①作品を一度字幕なしで見て、
②セリフをディクテーションし、
③英語字幕で答え合わせする
という方法。
この記事ではそのやり方などを紹介していきます。
ネトフリの『字幕ガイド』とは?
Netflix各作品の再生画面にて『音声および字幕』をタッチすると、字幕を選択できます。
※英語(字幕ガイド)がついている作品と、そうでない作品があります。
CC(クローズドキャプション)
この字幕ガイドというのは英語でClosed Caption(CC, クローズドキャプション)と呼ばれる、聴覚に障害を持つ方のための字幕のことで、バリアフリー字幕とも呼ばれます。
クローズドキャプションでは、俳優が発するセリフだけでなく、音に関する情報がすべて字幕にされます。
例えば、
[beautiful music] = 美しい音楽
[sirens wailing] = サイレンが鳴っている
[chuckles] = くすくす笑い
[sighs] = ため息
といったように、セリフ以外の音の情報は、通常[ ]で囲まれています。
アメリカでは映像のバリアフリー化が進んでいて、クローズドキャプションの提供を義務づける法律もあるとのこと。
Netflixはアメリカの会社なので、それに対応しているのだと思います。
おすすめ勉強法
作品に英語(字幕ガイド)があるか確認したら、ディクテーションを行ってみましょう!
次の手順でトレーニングしてみてください。
ディクテーションの手順
(1)特定のシーンを決める(5分くらい)
(2)字幕をOFFにして映像を見てみる
(3)セリフをディクテーションする ※聞き取って、紙に書き出す
(4)英語(字幕ガイド)をONにして答え合わせ
(1)特定のシーンを決めるのは、1話まるまる字幕付きで見ると、字幕を目で追うことだけで疲れてしまうからです。
トレーニングには、好きなシーンを5分くらい選んで、セリフをすべて聞き取れるまで何度も繰り返し聞いてみるのがいいでしょう。
(3)紙に書き出すことで、リスニング力が鍛えられます。
(4)最後に、英語(字幕ガイド)で答え合わせを。
日本語字幕について
海外ドラマや洋画を見ていて、
「英語ではもっといろいろ話しているはずなのに、字幕はなんでこんなに短いんだろう?」
「このセリフ、訳されてない!」
と感じたことはありませんか?
特に英語のリスニングに自信のある方の中には気になってしまう方も多いと思います。
筆者は映像翻訳(韓日)の仕事に携わっているのですが、字幕翻訳には『1秒4文字ルール』という字数制限があることを映像翻訳学校で習って納得しました。
字幕翻訳の『1秒4文字ルール』
例えばセリフが3秒間続いている場合、字幕はセリフの多さに関わらず、原則12文字(3秒x4文字)までしか訳を入力できません。
そうなると、どうしても訳出できない部分や、省略したり、別の言葉に言いかえたりしなければいけない部分がでてきます。
そのため、日本語字幕を活用して英語を勉強するときは、「セリフと字幕は同じではない」ということに気をつける必要があります。
あとがき
今回は、Netflixを活用したおすすめ英語勉強方法と題して、英語字幕を使ったディクテーションの方法をご紹介しました。
机に座って勉強するのがめんどうなとき、寝転びながらでもできる勉強法ですので、
ネトフリ会員の方はぜひ試してみてくださいね♪
ちー🍀