何年か前、HSK5級を受験して、成績表を受けとったときの話。
どれどれ・・・
ふむふむ・・・
リスニングとライティングが弱いな~
・・・・・・で?これって落ちたの受かったの?
そう、HSK筆記試験のうち5級と6級は、2013年から合否の表記がされなくなったんです。
じゃあ何点取ればいいのか?履歴書にはどう書けばいいのか?
今回はそんな疑問をまとめてみました。
合格の目安
HSKの公式ページを見てみると・・・
5級では、成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されます。
HSK公式サイトより
※2013年試験より合否の表記がなくなりました。
但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで5級の能力を有していると判定できます。
これは5級に対する説明ですが、6級でも同様の表記になっています。
つまり、HSK5級と6級の筆記試験では、300満点中6割にあたる180点以上を取れば、その級の能力を有している=合格レベルである、ということができるんですね。
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なお、5級と6級以外の級(1級、2級、3級、4級)については普通に合否判定があります。
口試(スピーキング)は?
口試=口頭試験、つまりスピーキングの試験については、すべてのレベル(初級・中級・上級)において合否判定があります。
口試中級を受けたときの成績表です。
100点満点中、60点が合格点なので、この場合は合格です。
履歴書への書き方
HSK5級もしくは6級でせっかく合格レベルの点数を取っても、履歴書の保有資格欄にどう書けばいいか迷いますよね。
成績表どおりに書くなら、
HSK(漢語水平考試)5級 191点
となりますが、HSKの等級について詳しくない面接官や採用担当者が見たら、
「この点数って低いの?高いの?」「つまり合格ってこと?」
という混乱を招きかねません。
私の場合、保有資格欄には次のように書いています。
HSK(漢語水平考試)5級 191点(合格レベル)
もしくはシンプルに、
HSK(漢語水平考試)5級
と書きましょう!
履歴書は、自分のよいところをアピールするためのもの。
基準点の180点に達していたなら、堂々と資格欄に書いて、最大限アピールすべきでしょう。
ココがポイント
履歴書は、採用する人から見て分かりやすいのが大事!
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HSKには有効期限がある?
なお、HSKの公式サイトによると、成績表には有効期限があります。
HSKの成績は、外国人留学生が中国の大学に入学するための証明としては、その有効期間は受験日から起算して2年となります。
HSK公式サイトより
ただしこれは、あくまでも『成績表』の有効期限。
外国人留学生が中国の大学に入学する際に、有効期限内の成績証明書が必要になる場合などが当てはまります。
普通の履歴書に書くうえでは、2年が過ぎていても問題にはなりません。
HSK(漢語水平考試)5級 191点(合格レベル) [取得日:2017.4.17]
まとめ
この記事のまとめ
- 5級・6級には合否判定がなく、6割(180点)以上で合格レベルと見なされる
- 筆記1~4級や口試には合否判定がある
- 履歴書を工夫して書くことで、合格レベルにあることをアピールすべし
あとがき
なんで5級と6級だけ合否判定がないのか・・・
調べてもよく分かりませんが、高得点を目指して何度も受験してもらうのが目的なのかな~と思ったりしました。
HSKの受験料って高いですもんね。きっと大きな収入源のはず。
5級と口試中級に合格できたものの、ギリギリだったということもあるので、また勉強して近いうちに受験してみたいと思います。
ちー🍀