「ハングルは覚えたけどなかなか話せるようにならない・・・」
「どうやって勉強したらいいか分からない」
そんな方へ向けて、今回は、私が韓国留学中に実践していた勉強法を紹介していきます。
私は大学3年次に韓国の大学に交換留学したのですが、この勉強法のかいもあってか1年ほどで韓国語能力試験6級を取得できました。
それはズバリ、『自分で作文して⇒添削を受ける』という勉強法です。
この記事では、その方法などを紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 韓国語初級・中級者の方
- 実用的な韓国語を身につけたい人
- 独学で韓国語を学んでいる人
『作文』のススメ
私が韓国語を学び始めたとき、最初は必死になって単語を覚えたり、教科書に出てくるフレーズを繰り返し音読したりしていました。
それはそれで一定の学習効果はあったのかもしれませんが、なんとなく「単語や例文を習っても、それを使いこなせていないな」と感じていました。
実際に韓国人の友達を前にすると、言葉に詰まってうまく話せなかったからです。
そこでまずは、次にその友達と会ったときに話したい話題を、作文してノートにまとめてみることにしました。
『作文』と『添削』の重要性
前回の記事でとりあげた、語学の天才シュリーマンの外国語勉強法でも、言語習得における『作文』の重要性が挙げられています。
言語習得の5つのコツ
- 非常に多く音読すること
- 決して翻訳しないこと
- 毎日1時間を勉強にあてること
- 興味のあることについて作文を書き、先生の添削を受けること
- 添削されたものを暗唱すること
外国語をマスターするための第1歩は、自分が伝えたいことを相手にきちんと伝えられる、つまり、習った単語やフレーズを『自分が話す言葉まで落とし込む』必要があります。
そこで、興味のあること=自分が母国語でよく話すことについて文を作って、自分自身を外国語で表現するのに慣れておくことが大事になってくるんですね。
また、シュリーマンは、作文をしたら必ず先生(ネイティブスピーカーか、その言語の上級者)に添削してもらうことが重要だと言っています。
添削を受けることで、自分が間違っていたポイントが明確化され、相手に通じる表現が身につくからです。
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語学の天才シュリーマンがすすめる外国語勉強法~音読・作文・添削~
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私がやっていたこと
1.例文ノートを作る
新しい単語を習ったら、自分が実際に使いそうな例文にしてノートにまとめていきます。
例えば『버티다(たえる、粘る)』という単語を習ったら、ただ単に「버티다... 버티다...」と繰り返すのではなく、自分が誰かに言いそうだな~と思う例文にしてみます。
ここでは「버티면 버틸 만큼 손해예요(粘れば粘るだけ損です)」という例文にしたようです笑
あとあと振り返ると「ん?」というような文もありますが、とにかくどうやったら自分がその単語を使えるようになるかに重点をおき、どんどん文を作っていきます。
文が浮かばなかったら、辞書などで単語を調べて、出てくる例文を自分なりにアレンジするやり方でもOKです。
例えば『할인』という単語の場合:
1) 辞書で『할인』を検索 ※画像はNAVER辞書です。
2) 例文を表示させる
3) 出てきた例文を自分が言いそうな文にアレンジする。
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↓
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2.実際に使ってみる
例文を作ったら、友達や先生に実際に使ってみます。
間違いを指摘されたらノートに書き込んだり、相手が微妙な反応をしていたら「あまり使わない表現なんだな」と切り替えて、より伝わりやすい表現を教えてもらったり。
逆に相手の反応が良かったり、ちゃんと伝わっているなという手応えがあったら、ここぞとばかりに他の人にも使いまくります笑
ポイント
作文⇒相手からフィードバック(添削)を受ける⇒添削を受けた文を繰り返し使う
これを繰り返すことで、韓国語の上達スピードが格段にアップします。
添削してくれる人を探すには?
韓国留学中の人、常に連絡を取り合う仲の韓国人の友達がいる人は、自分が作った文を使ってみたり、添削してもらったりすることができますが、そうではない人も多いはずです。
現在は、オンラインでの添削サービスが増えてきているので、ぜひ活用してみてください。
たとえば『韓国語の3行日記』
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おわりに
私の韓国語の例文ノートは、ここ10年で十何冊にもなりました。
韓国語の翻訳の仕事をするようになっても、やはり分からない単語や表現は出てきます。
何事も継続が大事と言うことですね。
今回ご紹介した『作文⇒添削』の勉強法は、語学学校に通わずとも独学に近い形で学ぶことができ、費用も抑えることができるため、続けやすいと思います。
ぜひ、試してみてくださいね。
ちー🍀