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ついに!!!
Amazonプライムにて、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の配信が始まりましたね!
今回Twitterなどで、「日本語字幕がついている」ということが話題になっていたのでさっそく設定してみたところ、
難解な言葉や専門用語が聞き取れて(理解しているかは別)、非常に助かりました。
字幕や音声は、画面右上のメニューから設定できます。
世界中で愛されているエヴァだけに、日本語以外にもたくさんの外国語字幕が・・・
エヴァの世界観が外国語でどう表現されているのか、かねがね興味があったので、英語字幕でも観てみることに。
英語字幕には、"English(英語字幕)"と"English[CC](英語字幕[CC])"の2つがあります。
この違いについて字幕翻訳をかじったことのある筆者が解説していきます!
英語字幕と英語字幕[CC]は同じではない
まずは、[CC]って何なの?ということについて。
[CC]はClosed Caption(クローズドキャプション)の略で、聴覚に障害を持つ方のための字幕のこと。バリアフリー字幕とも呼ばれます。
この[CC]では、声優さんが発するセリフがそのまま書き起こされます。
つまり、English[CC]メニューを選択すると、英語吹替え版の音声と同じ文が表示されるということ。
ここで気をつけたいのは、
・吹替え版の書き起こしというだけあって話し言葉になっている
・通常の英語字幕であるEnglishメニューとは表現が異なる場合がある
ということです。
例えば、マヤの「これだから若い男は」というセリフ。
Englishでは "This is the problem with young men." と表示されますが、
English[CC]では "This is why I hate young men." になっています。
ほとんどの箇所は同じ訳になっていますし、異なっていてもちょっとしたニュアンスの差なので好みにもよりますが、
個人的にはEnglishのほうがスッキリ/カッチリした表現でエヴァっぽい気がします。
\シンエヴァをAmazonプライムで観る/
その他の違い
また、[CC]では音に関する情報がすべて字幕にされるので、
[sirens wailing] = サイレンが鳴っている
[sad, slow piano music] = 悲しげなピアノ音楽
[shouting] = 叫び声
というようにセリフ以外の音の情報が [ ] 内に表示されるという点も違いのひとつです。
【注意点】
日本語オリジナル音声を流しながら、英語字幕で英語を勉強する際に気をつけたいのは、
『必ずしも日本語のセリフと英訳がイコールとは限らない』という点です。
字幕翻訳には字数制限などのルールがあって、どうしても訳出できない部分や省略したり、別の言葉に言いかえたりしなければいけない場合があります。
「なんか日本語とニュアンスが違う・・・」
「このセリフが訳されてない!」
と気づくことがあるかもしれませんが、「まぁ英語ではこんな感じで表現されるんだな」くらいに思っておくとよいと思います。
Netflixではどうなっている?
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」など新劇場版シリーズは現在Amazonプライムでの独占配信となっていますが、
TVシリーズや「Air/まごころを、君に」などの旧劇場版はNetflixにもあります。
あとがき
日本語で何度も見てセリフもだいたい分かっている状態だと、外国語字幕で観ても内容が入ってきやすいのでエヴァ好きの人にはおすすめの勉強法です。
長年見続けてきたエヴァが終わってしまった喪失感がすごいですが、さまざまな言語の字幕と一緒にこれからも何度も見てみたいと思います。
ちー🍀